2011年5月5日木曜日

電子書籍リーダーとしてのiPad

さて、iPad2を買うかどうかはともかくとして、現在使っているiPadは、とうぜん、e-Readerとしても使っている。電子ブックリーダー。コピーとして持っていた本もPDF化してリーダーで電子ブックのように読んでいる。

アプリは2つ使っている。Mac純正(?)のiBooksとi文庫HDだ。後者は右開きもできるので、縦書きの和書はこれで使っている。

内蔵する本は2つのアプリとも、多数だ。iBooksの場合、ダウンロードしなければならないが、古典的文学作品などは無料のものが多い。アクチュアルなものがどれだけあり、どれだけの値段なのかは、知らない。i文庫HDは内蔵本も多く、加えて青空文庫などからもダウンロードできるので、同じく、古典作品は無尽蔵に無料。これはいずれも素晴らしい。

ふたつのアプリとも「しおり」の機能があるが、iBooksは、どうやら本当にブックマークとしてのしおり。その代わり、ページ途中でメモを挟んだり、テクストをコピーしたりできる。i文庫HDはこの機能がないけれども、付箋のようにいくつものしおりを差し挟み、しかも、それにメモを添えることができる。いずれもこうした機能は捨てがたい。

ただし、検索は、いずれも自分で読み込んだPDFファイルでは使えない。これが残念。iBooksのメモ機能もおなじくPDFでは使えない。i文庫HDのしおりメモ機能は、PDFでも大丈夫。

ぼくは現在、和書のコピーはi文庫HDに、洋書のコピーはiBooksに入れているが、こうしたコピーは、以上の機能の差を考えるに、あるいはi文庫HDにまとめて入れる方がいいのかもしれない。ただし、これまでにこれらのリーダーに読み込んだコピーは、いずれも読了済みで、ぼく自身の引いた線や書き込んだメモがそのまま残っているものだから、どちらでどれを読んでも、取り立てて問題はない。

ぼくは残念ながら他のe-Readerやタブレット機を持っていないので、比較はできないが、iPadは音楽と辞書のアプリにおいて優れているし、電子書籍リーダーとしても、優れて及第点を得ていると思う。

なんて書いているのだから、きっとそのうちiPad2、買っちゃうんだろうな……