2010年11月3日水曜日

記憶の不思議

自転車を買った。マンションの駐輪場に空きができたので。いや。そもそも一戸につき2箇所は確保できるという条件だったので、本来の権利を行使したまでのこと。

ともかく自転車を買った。そんなに高いものではない。むしろ安いものだが、一応それでも、6段変速。変速マシンなんて中学以来だが、ぼくが中学のときに比べて、はるかに洗練された変速機。で、買ってすぐ昼食後の散歩としゃれ込み、近くにあることはわかっているのだけど、歩いて来られる距離ではないし、さりとて車では休日は駐車場待ちがしんどいという公園まで行ってきた。

学部5年目と大学院修士課程の学生のころ、要町に住み、北区西ヶ原(地下鉄西巣鴨近く)の大学まで自転車で通っていたことがある。やがて盗まれてしまったのだけど、そのころは板橋の公園とか池袋、新宿あたりまで自転車で走って行っていたものだ。もう20年近く前の話。それ以後初めて、自転車を買ったわけだ。変速機つきだから、道路を走るときにはギア比を大きくしてスピードを出し、公園の中では3速くらいでゆっくりと、ちょっといい気になって蛇行したりしながら走った。

たのしー☆

そういえば、その20年くらい前に自転車を買う以前、大学時代のぼくは意識したわけでないけどジーンズをはいたことがなくて、自転車とほぼ同時期に、高校以来久しぶりにリーヴァイスの501を買ったのだったと、そんなことまで思い出した。しかも、そのジーンズ、さすがにしょっちゅう自転車に乗っていたものだから、またずれして早々とはけなくなったのだった。そんな忘れていた記憶を取り返しながら走っていた。

歩いていては絶対に来ないだろうと思われるスーパーで買い物をして帰った。

さ、「たのしー☆」なんて書いてないで、仕事に戻ろう。