先のiPad2、PC2台オブセッションについて。以前書いたことだが、何人かの売れっ子作家たちが執筆に際して2台のPCを駆使しているようだと知った。参照用と執筆用だ。参照用というのは、それでネット接続して検索をかけたり、リファレンス類をインストールしてそれで調べたり、ということ。
ぼくはそこまで忙しいわけでもないのだが、ともかく、外出先でも仕事をしなければと追い込まれることはたまにある。リファレンスを参照するだけでなく、最近は、たとえば翻訳なら、分厚い本を持ち歩くのは難儀なので、PDFファイル化したものを常にPCに入れておいてそれを参照することにしている。それをPCでなくiPadですることが可能だというわけだ。
iPadのAppアプリには『西和中辞典』、『リーダーズ英和辞典』、『ブリタニカ』、『大辞林』など、ぼくが頻繁に使う辞書があり、それらをインストールして使っている。だから、これを「参照用」PC代わりに使うというのは実に素晴らしいアイディアだと思う。PDFファイル化したテクストもたくさん入っている。実は今、ぼくのiPadは、家ではそんな使われ方をしている。
これが重いので、なかなか気軽には外出先には持って行けない。辞書などはiPod Touchでも使える(だからいっそのことiPhoneに換えるという手もある)が、やっぱりテクストやブラウザなどは見づらい。iPadくらいがいいに決まっている。iPad2は軽くなったというが、持ち歩く気になれるほど軽くなっているだろうか? それが一番気になるところ。カメラなどは大した問題ではないのだ。
で、今日、散歩がてら電気店に寄ってiPad2を見てきた。案の定、人だかりで、触れそうにない。
ところが、そこへ、店員が「iPad2ぜひ触れてみてください」と言いながら現物を持ち歩いていた。だからお願いして持たせてもらった。
軽い!
先代はお世辞にも軽いとは言えなかったけれども、これはお世辞抜きに軽い。白いやつだったからよけいに軽く感じたのかもしれないけれども、いや、それにしても軽い。片手で下の端を持って斜めにかざしても手首近くの筋が突っ張らない。
うむ。これは買いだ。やはり案の定、注文して待つことになるとのことだったので、注文は控えたけれども、今の発売直後の狂騒に一段落ついたら、考えてもいいかもしれない。