2011年4月13日水曜日

授業開始

非常勤先の大学に、初日から忘れ物をしたことに気づいて連絡すると、すぐ対応してくれた。同じ国立大学でも……いやいや、外語だってしっかりして……いる? ……だって今日は1限から授業で、10分ほど前に行くと、まだその教室には鍵がかかっていたけど、教務課はすばやく対処してくれたじゃないか。

そんなわけで授業が始まった。8:30の早い時間に開始の授業のために6時に起きたら、夜10時にはもう目がショボショボだ。

1時限は「欧米第二地域基礎I スペイン語文化に触れる」というもの。

この授業の目的はふたつ。ひとつめはスペイン語圏発の、そこに関係するスタンダードな文化・芸術現象に触れ、馴染んでいただくこと。ふたつめはそれらにただ漫然と触れるのでなく、それに批判的に対峙し、分析し、学問的に論じるための基礎訓練を行うこと。

そのためにはただ教師が語りっぱなしの授業ではなく、ほぼ毎回、なんらかの作業を行っていただく。いわゆる「参加型」の授業のごとくディスカッションしたりプレゼンテーションをしたりしている暇はないし、それらも大切ではあるが、書く行為にも重点を置きたいがために、ここでは「作業」とは、たいてい、何かを書いてもらうことにする。

およそアカデミック——と称するのはまだ口はばったいが——な文章表現という概念を持たない1年生に、その概念を自らに植え付けていただくこと……

というような話をした。

そしていろいろ書いてもらって、こうして添削に追われている。

やれやれ。当面忙しいな。