2009年3月14日土曜日

狼と三回言えば狼が出る

前の記事で「ぼくもNHKの原稿でも書くか」とほのめかした。ほのめかしたら着いていた。

『NHKラジオ まいにちスペイン語』2009年4月号

この号から一年間、コラムを連載する。タイトルも「愉悦の小説案内」。なにやら面はゆい。"El placer de la novela"というスペイン語タイトルは、もちろん、ロラン・バルトの『テクストの快楽』をもじったもの。

1回につき1冊の小説、またはひとりの小説家の作品群を紹介するというもの。見開き2ページの短いものだから、ポイントをいかに絞るかが問題になってくる。ぼくはともかく、一文以上原文を引くということを自らに課して始めることにした。第1回は、やっぱり、何はなくとも『百年の孤独』。「書き出しから引き込まれる小説」。良かったらどうぞ。

ぼくの前には西村秀人さんによる「ラテンミュージック・カフェ」。第1回は「コーヒー・ルンバ」。これもぼくの愛する楽曲。この間も学生たちとカラオケで歌ったのだった。そのカラオケには西田佐知子版、荻野目洋子(正確にはYOKO)版、井上陽水版に加えて、フリオ・イグレシアス版もあったぞ。

ぼくの後ろには浅倉協子さんによる "¿Quién es? 今、輝いているスペイン人"、第1回は、これもぼくの敬愛するビクトル・エリセ。楽しい布陣だ。