今日届いたのは『NHKラジオ まいにちスペイン語』2010年1月号。つまり、「愉悦の小説案内10」。今回は『ナインス・ゲート』。アルトゥーロ・ペレス=レベルテの『デュマ倶楽部』のことだ。もう最終回の原稿を出したことも既に書いたが、これが形になった最後から3番目の回。
サウラの『ブニュエル』には晩年のブニュエルが滞在先のマドリードのアパートでメイドに名前を尋ねるシーンがある。あれ? これは確か、あれだよな、と思って確認したら、案の定、『欲望のあいまいな対象』だった。
それを確認してから原稿を仕上げ、送付。
で、さっそくフリオ・メデム『ルシアとSEX』(2001)を見ながらこれを書いてるが、この映画ってこんなに性描写があったっけかな、と思う。記憶ではそれほどでもなかったように思ったのだけどな。
たいしてセックスシーンのない『アナとオットー』はVHSがあるのみでDVDソフトにはなっていない。日本で公開されなかったはずのこれはDVDになっている。うーむ。エロは強いということか? 劇中でハビエル・カマラが言っていた。「セックスを盛り込め。読者は喜ぶ」。