卒業生が自分の会社の学内での説明会とかでやってきたので、ちょっと顔を覗かせて挨拶。元気そうで何よりであった。
そもそもぼくはこんなことが行われているなどと知らなかったのだ。時々、研究講義等入り口に企業の名前を書いた紙が貼ってあることがある(時々というより、この時期はほぼ毎日か?)。それは企業の側が大学まで出張ってきて、我が社はこういう社でござい、これこれな人を募集します、というプレゼンテーションをやるのだそうだ。たとえば昨日は集英社が来ていた。こんな大手でも大学に向けて自己アピールをするのだな。
さすがに教え子の会社は集英社のように大きな教室ではなかったが、それでも教室には40人くらいは入っていたかな。いずれも将来に希望を膨らませた大学生たちだった。
ふうん。
昨日まで追い込みで忙しくてしかたがなかったと笑顔で話す教え子が、少し痩せたか? さすがに学生たちより大人びて見えるのは、就職活動向けのお仕着せのスーツではないながらも、仕事モードでパリッと決めているからなのだろう。
あと1週授業をつとめれば、もう冬休みだ。
今日は、これ: カルロス・サウラ『ブニュエル:ソロモン王の秘宝』(2001)
ブニュエルへのオマージュ。ブニュエルやダリから借りたイメージ、ロルカの詩からの引用など。ストーリーなど付け足しでしかない、そんな映画。ぼくは最初これをカラカスで見た。