『朝日新聞』書評欄には早くも『1Q84』が取り上げられていた。朝日など、近年は小説の書評が不毛な地帯で、この速さはどうしたことだ! どこかのブログだかツイッターだかの記事によれば、読売や日経などもそろって『1Q84』を取り上げているとか(紙名は勘違いかもしれないが、ともかく数紙)。なんだか怖いような気がするな。
ところで、一方、ぼくがボラーニョの翻訳に関して、俗語などの訳に困り、徹底的に調査したと発言したとのニュースが、メキシコの新聞El universal 電子版に!
うーむ、速い。ボラーニョはこのように、村上春樹なみに速くニュース化する存在なのだな。
……ところで、おれ、そんなこと言ったっけ? あ、そういえば、質問に答えて、苦労したんですよ、この種の言葉には、と言ったな。あの質問した人が記者だったのかな?
で、しかも、ぼくのことをカルペンティエールの翻訳者でもあると書いてくれているのは嬉しい。でもね、アルフォンソ・レイェスの訳者でもあるんだよね。
ちなみに、ぼくはこの2年ばかり、2つ3つの無償の名誉職のようもものをやるはめになっていて、それがつらくてたまらなかった。今日、おそらく、その最後の仕事が終わった。一安心。