……立ち見がでるほど盛況だった。外語祭は雨で寒い初日の正午でも賑わっていた。
ぼくは朝鮮舞踊というものがどんなものかというイメージもなければ、事前の知識もなかったのだが、いろいろと考えさせられるパフォーマンスであった。扇を使った感情表現は日舞などにも通じるのかな、でもつま先だって飛び上がろうとする運動性は、バレエのようでもあるな、……
できたばかりのサークルで、メンバーも少なく、レパートリーもまだ多くはないのだろうから、なんとかという太鼓のサークルとの合同のステージ。他大学からのゲストを呼んでの30分だった。
フラメンコやベリーダンスなどは200円か300円取るから、そのつもりで行ったら、無料だった。得した気分。
帰って、翻訳を1章仕上げて送付。
作家マルコ・アントニオ・パラシオス(架空)は17歳で作家を志し、自らに訓練を課した。
訓練というのは、毎朝、最低でも六時間書くことだ。毎朝書き、午後は推敲し、夜は取り憑かれたように読むこと。(ロベルト・ボラーニョ『野生の探偵たち』)
なるほど、ここにも書くことのヒントが。書く。ひたすら書くのだな。朝六時間か……この朝は昼食までの時間。だから2時くらいまでであってもいいはず。でも六時間はきついな。
明日は朝六時間、翻訳してみよう。