そしてこれが東京外国語大学出版会第1弾。
今福龍太『身体としての書物』またしても二重露光写真。ちなみに、この表紙の緑色の地とそこに乗った本の影は、ぼくの故郷の教会に由来するもの。
このほかに
柴田勝二『中上健次と村上春樹』というのが第1弾として既刊。ちょっと遅れて
亀山郁夫『ドストエフスキー 共苦する力』が出る予定。
「身体としての書物」と言えば、ぼくも参加するリレー講義「テクストの宇宙を行く」(2学期木曜1時限)、今年の共通テーマは「書物」。ぼくがまとめ役。今福さんの本などは大いに参考にさせていただこう。ここのボルヘス『砂の本』のエニグマティックな一節を読み取る箇所などはスリリング。