後期日程入試。1科目だけなので、午前中で終わった。ただし、ぼくたちは午前で終わりではなく、午後は会議がいくつかあった。
共通一次世代で国立大学が一校しか受けられなかったぼくたちの時代と違い、今は二校受けられる。ただし、かつての一期校、二期校時代でもないので、1つの大学の2次試験を2回受けることができる(何年か前には後期日程入試を廃止する大学が出たはずなので、そこは一度だけ)。そのせいか、前期後期単一校併願という事態が起きる。そしてそうした併願者のうち、前期で合格した受験生が後期試験を受けないということもある。したがって、後期日程入試は欠席者が多い。定員が少なくて出願者の倍率は10倍を超えるけれども、そんなわけで、実質倍率はもっと小さくなる。ぼくが担当した教室でも、半分まではいかないが、けっこうな数の欠席者はいた。
電波式の目覚まし時計を持って行ったが、時計合わせのために表示された時間よりも数秒はやかった。電波時計といえども常に同一の時間を刻むとは限らないのだと知った。普段使っている懐中時計を取り出したら、秒針の進み方がおかしかった。2秒ずつしか進まないのだ。電池が切れかかっている。帰宅後、近所の時計屋で電池を取り替えた。