7時頃、枕元でカチッと音がして目が覚める。アナログの目覚まし時計が、鳴るように設定していなくても、7時にかけたときのままになっているので、鳴る準備をするのだ。短針とアラーム用の針が重なった証拠だ。アラームをかけているとき、このカチッの直後から鳴り出す。ぼくはアラームをかけているときでもこれで目覚めるときがある。眠りが浅いのだな。
カチッと起きて、法政で授業。ドン・フワン劇の展開その2。帰ってあるメールに気づかされたことは、ぼくは、何というか、蟻地獄のような罠にかかり、昨年度で終わったと思っていた仕事から逃れられない事態に陥れられているのだということ。
こんなのばっかりだ。いつの日かカチッと音がして、目覚めるどころか、コンセントが抜けてしまうのではないか。そのときの音はカチッではなく、むしろブチッ、か?
ゲラをチェックしたり論文を読んだり翻訳をしたり……こんなこと準備したり。