2009年5月17日日曜日

1週間(後半)

金曜日に吉祥寺ドス・ガトスでウサギのパエーリャを食べ(うまかった)、土曜日には研究会で他者の研究の成果を拝聴し、日曜日には定額給付金の申請書類を郵送して(ええ、いただけるものなら何でもいただきますとも)から、最近導入のHDD-DVDリコーダーにVHSソフトのいくつかを録画して過ごし、書き直すようにと突き返された原稿があるというのに、もう1週間が終わろうとしている。

土曜日に出かけた先で買ったのが、ピオ・バローハ『知恵の木』前田明美訳(水声社、2009)。グラシアン基金を得ての出版。

スペインのいわゆる98年の世代と言われる一群の作家たちの代表格バローハの代表作。カルペンティエールが彼に「行動の人」という概念を学んだと言っていたので、ぼくも学生時代この小説をめくったことはあったのだった。めでたい。