2011年12月5日月曜日

pluma

モンブランのマイスターシュテュックである。軸が太い奴。おそらく、作家の名前のついたような限定もの以外、つまり、通常のラインナップのなかでは一番高いものではないか。

ぼくはこれを8年ほど前に質屋で買った。定価の半額以下でだ。

それが壊れたので修理に出していた。修理ができあがってきたので、取りに行った。もともとペン先は14Kだったのだが、今ではそれは作っていないそうで、壊れたペン先を18Kに変えた。たぶん、それだけ高いものになった。加えて吸い上げ器が悪くなっていたので、交換。

やれやれ。定価の半額より少し高くついた。そのへんの万年筆などよりも高くついた。

やれやれ。

でも書き心地はいいのである。最高なのである。ま、これと引き替えなら、しかたがないではないか。また10年しか保たなかったとしても、その間にそれ以上のものをこのペンで産み出せばいいのである。