2021年12月6日月曜日

無事終了

報告が遅れたが、12月4日(土)には立教大学の第54回現代のラテンアメリカでの佐藤究さんとの対談を終えた。


最初、僕が『テスカトリポカ』の内容を紹介して、書評に書いたことをかいつまんで紹介、コルタサル「夜、あおむけにされて」を引き合いにだしたので、その書評を補足する形で『テスカトリポカ』内でコルタサルを想起させた場所を紹介したりした。こういう前置きは少し長かったかもしれないと反省。


ついでに僕がアステカイザーを挙げたところからプロレスの話にもなり、少し脱線したりしながら、発想としてのコーマック・マッカーシーのこと、どうやら佐藤さんが拙著『テクストとしての都市 メキシコDF』をかなり参考にしてくれたらしいこと、友人の丸山ゴンザレスさんの『世界の混沌を歩く』なんて本も挙げていた。そして僕はそれをいただいたのだった。それから同じく丸山ゴンザレス『González in New York』なども。


丸山さんがエスコバールのカバに興味を抱いているとの話が出たので、ついでにバスケス『物が落ちる音』拙訳、の紹介もしてしまった。


僕はElmer Mendozaの名前も挙げようと思ったのだが、忘れていた。人前で(といっても今回はヴァーチャルだが)話すといつもそういう後悔が残る。


でも、佐藤さんから、実は詩がやはりなによりも一番に来るべきだと思うとの意見を引き出せたことは最大の収穫ではないかとひそかに自負しているのだ。


ところで、話はそれるが、話がそれて行きそうになったとき、僕が、ここは池袋だから、立教大学だから、すぐ近くには元・極真会館総本部、現・大山倍達記念館がある、格闘技のメッカなのだから、かまわないのだ、と冗談を言ったら、佐藤さんは緑健児に会ったことがあるが、ひと目見た瞬間に強いとわかる人であった、と返した。緑健児は大山倍達の死後、案の定分裂した極真会館のうち新極真会の代表だ。で、思い出したのだが、先日、母の家に行ったときに、奄美空港の荷物を載せるカートの広告がことごとく「新極真会 緑健児道場」であった。さすがにそのことは言わなかったけれども。



やはり作業用机をダイニング・テーブルにするのは収まりが悪い。近所の家具屋に入ってみたところ、色合いといい大きさといいぴったりのダイニング・テーブルがあったので、買ってしまった。しかもだいぶ安く! 



むふふ。いい感じ。