今日は運転免許証の更新に行ってきた。警察の陰謀により一時停止場所不停止で罰金を食らっているので、まだ青だ。いつまで経ってもゴールドにはなれない。青だ。
きっと今日あたり試験場は混んでいて駐車場に入れるには待たなければならないだろうと予想したので、武蔵小金井の駅からタクシーで行った。案の定、いっぱいだった。
何を血迷ったか、帰りは徒歩で帰宅した。
武蔵小金井まで歩こうと思ったのだ。タクシーでワンメーターだし、ゆっくり行こうと。そしたら途中で、このレストランはまだあるかなと確かめたくなったのだ。まだあった。でも、ここまで来たら、右に行っても左に行っても同じだと思い、左に歩いているうちに、このまま家まで歩いてしまおうと思った次第。
2時間ばかりもかかった。とは言え、昼食を摂ったり、今度のイスパニヤ学会理事会のために駅に寄って(どういうわけか、会うはずもない教え子に会った。ばったりと)新幹線のチケットを買ったりしていたので、正味、1時間半というところか?
灼熱、とまではいかなくても、そこそこ熱い太陽に照らされ、よせばいいのに熱吸収率の高い黒のポロシャツを着ていたぼくは、ふらふらになり、途中、何度もシャツを脱いで上半身裸になりたい衝動に駆られた。
南海の孤島(本当は「孤島」ではないのだけど。群島のひとつだ)で育った人生最初の15年間、夏にはこうして汗をかき、シャツを脱ぎ捨て、上半身裸で過ごすことも珍しくはなかった。夏とはこうしたものだった。日差しと汗、上半身裸、くたくたに疲れての帰宅、扇風機、大量の水、昼寝。
来るべき筋肉痛。
免許証の顔写真は更新するたびに情けなくなる。