2009年6月23日火曜日

トンチンとはなんぞやととんちんかんに質問する

法政には比較経済研究所というのがある。専任教員が任期付きでそこの所員を兼ねる。現在所長をしている人が、ぼくが3時限の授業を終え、4時限の演習の授業に向かおうとしていると、大教室の前で手招きしていた。

これから比較研の講演だから学生つれて聴きに来てくれよ。

というわけで、急遽、今日の授業は講演を拝聴することとなった。坂本優一郎さん(大阪経済大学)の「軍事・財政国家と投資社会の起源」

イギリスの18世紀を、従来の弱い国家と見るのでなく、「軍事・財政国家」として見直すジョン・ブリュア(『財政=軍事国家の衝撃』)の議論を受け、その時代のイギリスに「投資社会」の成立を見ようとする試み。「トンチン式年金」というものの導入による財政の作り方など。なかなかに面白かった。