2016年12月18日日曜日

またしてものぞき見趣味発動

池上彰、佐藤優『僕らが毎日やっている最強の読み方――新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意』(東洋経済新報社)

僕は池上や佐藤の影響圏にあるわけでなく、彼らの著作はそれぞれ2、3冊ずつ読んだという程度なのだが、何しろいろいろ悩むところ多くて読書論のようなものを読んでしまいがちで、なんといってもこれを手に取ったのは、前を通り過ぎたからに他ならず、が、ふと見れば冒頭にふたりの書斎や文具などの写真がふんだんに載っているからという次第。つまりまあ、他人の書斎をのぞき見する例の趣味ですな。

まあ、タイトルが2時間ドラマのそれみたいで、ほとんどすぺてを言い尽くしているのだが、新聞、雑誌、ネット、書籍、そして中学・高校の教科書・参考書などにわけて活用法をふたりが話し合っていく、というか、ふたりのそれぞれの活用法を披露し合っていくというもの。

佐藤など本は「超速読」と「普通の速読」と「熟読」に分けるというだけあって、この本の作りそのものが、二色刷で大事なところに蛍光ペンを引いた風の色づけがあったり、項ごとにまとめがあったりで、速読用にできている。

本などの読み方もさることながら、ふたりが揃って2013年末から2014年初頭にかけての頃に新聞が変わったと感じているという指摘をしているところなどは、証言として貴重かと思う。池上はさらに2008年のリーマンショック以後新聞広告が変わったといい、男性用精力増強剤の広告が最初に『朝日新聞』に出たときに「心底、驚きました」と言っているのも面白い。僕も、同様に驚いた。それから包茎手術を勧める整形外科のCMがTVの深夜帯でもない時間帯に流れ出した時にも驚いたけれどもね、僕は。さすがに池上さんはそんなものは見てないか。

ふたりともメモを取るのに速記用シャープペンシルを使っている(0.9ミリと1.3ミリ)というので、実はその速記用シャープペンシルなるものの存在を知らなかった僕はひどく気になったのだった。で、気になったはいいが、あくまでも軸の太いものが好きな僕は、もっと気になる、こんなものを見つけてしまった。(リンク)ファーバー・カステルのエモーション。


なんだこれは! 欲しいぞ! サンタさんにお願いすればもらえるかな?