2015年6月1日月曜日

事後報告

5月の最後の土日は専修大学で過ごした。日本ラテンアメリカ学会第36回定期大会だったのだ。

本当は、さすがに仕事がたくさんあったので今回は行かずにおこうと思ったのだが、ある発表に対するディスカッサントをやるようにと頼まれたので、行くこととなった。

日本ラテンアメリカ学会では、去年からだったか、その前だったか、ともかく、ある時期から個々の発表に討論者をあてがうことにし、かつ、発表者には事前にペーパーを提出させて会員が閲覧できるようにした。質疑応答の段になって静まり返らないように、との配慮だ。で、今年、ぼくはある発表に対する討論者になった次第。

二日目にはアルゼンチンのラ・プラタ大学からホセ・アミコラさんを迎え、俳句とその翻訳についてのパネルがあったので、結局、二日目も行ったのだった。

そして何より、収穫は、これ。

ロベルト・ボラーニョ『アメリカ大陸のナチ文学』野谷文昭訳(白水社)

後ほど献本、送りますよ、と言われたのだが、うむ、ありがたくいただくが、授業で使っていることもあり、そのために一冊よけいに欲しいので、といって自費(正確には研究費)で買ったのだった。

むふふ。楽しみ♪


といっても、既に読んだ作品だし(そもそも白水社に『ナチ文学』の翻訳を提唱するために資料を作ったのはぼくだった)、今も授業で読んでいるわけだが、日本語ではまだ読んでいないので……