2014年9月24日水曜日

勉強してきた

週末から週の初めにかけて、京都にいた。

以前書いたけれども、世界文学・語圏横断ネットワークというのに参加している。西成彦さんや和田忠彦さん、沼野充義さんなどが主導して20人ばかりの発起人を集めて結成したネットワーク。賛同人を募り、第1回の研究会を22、23日の2日間、立命館大学で開催したのだ。ぼくは発起人のひとり。

前日、やはり立命館で行われたカリブ海文学研究会に参加し、翌日からの研究会にも参加した。発表はしていない。ただ聞く側に回ったのだった。

セッションは5つ。「広域英語圏文学」、「越境とエクソフォニー」、「マイナー文学をどう理解するか」、「『日本文学』の再定義」、「『世界文学』をどう理解するか」。それぞれのセッションに3つから5つの発表があった。

ドイツ(語)との関係で創作言語に意識的にならざるを得ない中・東欧の作家たち、その(自己)翻訳の問題、植民地朝鮮の文学の立ち上げ、バスク文学などの話を聞いていると、帝国の言語であるがためにあまりにも広がりすぎたスペイン語による創作において(英語によるそれと同様)、見過ごしにされてきた問題が浮かびあがるようだ。

ついでに、観光客みたいなこともしてみた。