2013年10月11日金曜日

上野と本郷は近いんだ。だからこそ先生とKは不忍池のほとりで語らったんだ。

昨日は初の教授会だった。80分ほどで終わるという、前の大学からみれば軌跡と呼ぶしかない事態だった。

大学専任教員歴も18年目を数える。今さら抱負など、口はばったくて申し上げられない。粛々と業務に専念するのみ、と挨拶した。(大意)

東大本郷キャンパスのすぐれたところは、上野が近いことだ。そんなわけで今日は西洋美術館の「内と外:アンフォルメル展」と「ル・コルビュジエと20世紀美術」に行ってきた。常設展示場で、常設展の値段でやっている。

「アンフォルメル」はアントニオ・サウラとアントニ・タピエス、エステバン・ビセンテとホセ・ゲレーロ、ふたつの対を比較するという意図。サウラの存在感が圧倒的で良かった。ル・コルビュジエは彼が画家としても盛んであったことを教えてくれる。


特別展は「ミケランジェロ展」だったのだが、ぼくはまだ職員証をいただいておらず、ということはキャンパスメイト割引が受けられないので、今回は、パス。が、考えてみたら、特別展を買えば常設展も見られるのだから、職員証をいただいてから全部を見に来れば一番お得ではあった。