今日は卒論の口頭試問だった。
口頭試問なんてのがあるのだ。硬派だなあ。
以前、神田外語大で5年間非常勤講師を務めたが、そこでも卒論の口頭試問があると聞いた記憶がある。硬派なのだ。
外語では、法政でもそうだったが、ゼミによっては提出後の卒論の発表会をやるところもあった。ぼくは、まあ、ぼくのことだから、そんなことをしたことはない。もちろん、修論は口頭試問があるのだが、学部の卒論には口頭試問はない。
で、今日は研究室の卒論提出者9人が、まず自分で自分の卒論の内容をまとめて発表。それにたいし教員が質問やらコメントやらをして、20分ばかりも質疑応答する。教員というのは、あの人と、あの人と、そしてぼくだ。そして時々、あの人やあの人も。それをたいていの3年生が聴いている。さすがに4年生たちは緊張していたようだ。
卒論の題材は:ゴーゴリ、カルヴィーノ、バーセルミ、ディック、シェリー(というか、つまり、『フランケンシュタイン』)、ボルヘス、フラバル、タブッキ、ボラーニョ。
ひゃー……
皆さん優秀な卒論であった。