2012年11月7日水曜日

マイナーはマイナーではない


日付が変わったので昨日だが、今日、11月6日(火)、キルメン・ウリベの講演が東京外語大で開かれた。聴きに行った。フリオ・カロ=バロハの本にあった、「浜辺の聖母マリア」の昔話から始まって、グローバル化された現代における「マイナー言語」の話としてのバスク語の話、そして詩の朗読。さらには今福龍太を交えての小説『ビルバオ―ニューヨーク―ビルバオ』の挑戦の話。

『ビルバオ―ニューヨーク―ビルバオ』の中には、語り手のウリベがある詩人から、バスク語を特徴づけるのはxの文字であるとさとされるシーンがあるのだが、xをふんだんに含む詩の朗読など、堪能したのであった。


楽しい2時間であった。明日はセルバンテス文化センターでの管啓次郎とのセッション。