2016年11月18日金曜日

月とボラーニョ


つい2、3日前にスーパームーンなどと騒いでいたと思ったら、もうこんなに影ができている。月って意外と早く欠ける。朝、洗濯物を干しながら眺めた月。

ボラーニョの新刊。Roberto Bolaño, El espíritu de la ciencia-ficción (Barcelona: Alfaguara, 2016).『SFの精神』

クリストフェル・ドミンゲスが前書きを書いている(「文学へのイニシエーションの小説であるばかりでなく、性や恋愛へのイニシエーションの小説でもある〔略〕ロベルト・ボラーニョの篚がいつまでも閉じないことを望む」等々)。末尾には「ブラーナス、1984」と。

DFだったころのメキシコ市、というか、1970年代のDFで、屋根裏部屋に暮らす二人の若き詩人が好きなSF作家にひたすら手紙を書き送る、という話らしい。

そして特筆すべきは巻末付録。この『SFの精神』の創作ノートの一部が24ページにわたって写真で掲載されている。


僕のノートとボラーニョのノートの差。