2016年2月22日月曜日

麗しのメヒコ (2)

午前中にコンデサを散歩してきた。落ち着いた住宅街で、アルフォンソ・レイェス記念館などもある地区。

最近、スペイン語でcafebreríaなどと言われるお店のひとつ。El Péndulo。Cafebreríaというのはcafé (もちろん、カフェ)+ librería (本屋)の造語。カフェを併設する本屋のこと。といってもここはむしろカフェの中に本屋があるというくらいの感じ。カフェの一部CD売り場の中に特設ステージを作り、ギターとフルートのアンサンブルがボサノヴァなどを奏でていた。


午後は中心街で行われているブックフェアに行ってきた。ブックフェアは本が値引きされるだけのイベントではなく、本に関する様々な講演会やサイン会などが催される場所で、たとえばフアン・ビジョーロの新作のプレゼンテーションなどもあったのだか、友人と待ち合わせていたので、聞くことはできなかった。


今日の収穫:午前中に手に入れたマックス・アウブによるルイス・ブニュエル伝(小説)。ブックフェア会場で手に入れたマリーア・サンブラーノの回想録。そしてカルペンティエール全集17巻(また装幀が変更になっている!)ベネズエラでの日記(1951-1957)。さすがに僕のベネズエラ調査では手に入らなかった個人的な写真などが巻末についている。1945-50年や58、59年はどうしたのだ、と思うのだが。こういう巻ならばTristán e Isolda en Tierra Firmeを併載するなどすればよかったのに、とも思う。最初の1冊は2013年、後のふたつは2014年刊で、どういうわけか手に入れられずにいたもの。