こんなのに出てきた。シンポジウム「世界文学村と愉快な仲間たち」@東京大学本郷
対象とする地域の文学との出会い、その特徴と魅力などを語れというので、たまたま受講していたスペイン語の授業担当者が訳した本が生協に積まれていたこと(つまり、アレッホ・カルペンティエール『ハープと影』牛島信明訳、新潮社、1984)、ラテンアメリカは広大で多様であること、まずはバスケス『物が落ちる音』を読んでいただきたいこと、などを話した。
他の登壇者もそれぞれに印象深い話だったけれども、とりわけ奈倉有里さんのひいおじいさまが翻訳家だったとのお話しは興味深かった。「船乗新八」などという翻訳があるとか。つまり、シンドバッドなのだ! シラノ・ド・ベルジュラックが白野弁十郎となるようなものだな。