2021年3月23日火曜日

校正熱に取り憑かれる

ふだん万年筆を愛用している。キャップを開けたままにしておくとインクが乾いて困るので、そんなときにはローラーやボールペンを使うし、本への書き込みなどは鉛筆(シャープペンシル)だが、ノートに書くときには万年筆が多い。


万年筆はモンブランのマイスターシュテュック146(プラチナ)と149(ゴールド)、それにペリカンのスーベレーンM800 を順番に使うことがほとんどだった。もちろん、モンブランとペリカンでは書き味が違う。モンブランが好きだと思えるときもあれば、ペリカンが優勢を占めることもある。最近はほとんどモンブランを使っていた。146と149を交互に。


が、やはり、時にはペリカンも捨てがたいと思うのだ。うーむ……


! 


ペリカンに赤インクを入れてみようかと思いついた。赤ペンだ。採点したり校正したりするのに赤インクは必要だ。最近は短い校正ならばPDFで送られてきたゲラをiPad上で校正することが多いのだが、長いものなどはまだ紙が主流だ。そういえば教授会で向かいに座っていたFさんなど万年筆に赤インクを入れて校正していた。他にも、Iさんなども赤インクの万年筆を使っていた。しかもペリカンだった。


で、思い立って買ってきた。ペリカンの赤インク。


どうだ? 


ちょうど今日、小さな原稿の校正があったので、珍しくこれを印刷して紙で校正しようと思ったのだが、こんな時に限って訂正すべき箇所が一箇所もない。これで校了だ。うーむ……


まあいいや。これでペリカンもモンブランも使える。