8月16日にはアレハンドロ・サンブラの講演会@セルバンテス文化センターに行った。
8月18日にはEva夏公演『月と薔薇のブルース――雨音がブルース2――』@中野ザ・ポケットに行った。全人類クローン化計画を扱ったものだ。かつてクローンによる世界征服を企むマッドサイエンティストを主人公兼語り手とする小説を翻訳した僕が見ないわけにはいかないだろう。
8月20日、こんな事態になった。
ちょっと前にある大学に行った。そこで懐中時計を取り出したのを憶えている。その日は、打ち上げで飲みに行った。翌日、時計がなくなっていることに気づいた。前日の大学に問い合わせてみても要領を得ず、後日、またそこを訪れた時に探してみたのだが見当たらず、時計はすっかりなくしたものだと思い、諦めて新たに買うことにした。同じ型の色違い(金ではなく銀にした)。
20日、前日ソファに掛けたチノパンを取り上げたところ、そのウォッチポケット(蓋なし)に入れたはずの時計がなくなっていた。ソフィのクッションに少し隠れているのが見えた。つまりウォッチポケットから飛び出してしまっていたのだ。さらにふと見ると、クッションの奥にも何やら見える。メキシコの1ペソ貨幣のようだ。
コインを取り出すべくクッションを上げた。他の硬貨に混じって、金の時計も出てきた。
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つまりなくしたと思ったその日、酒を飲んで帰ってチノパンをソファに掛け、その時、時計が落ちてしまったのだ。翌日、それに気づかず、なくしたと思ってしまったようなのだ。
今さら時計など必要か? という人もいるかもしれない。だが、我々大学教員はセンター試験の監督の時など、スマートフォンの時計を使ってはいけないので、こうした時計専用マシン(?)が必要なのだ。そうでなくても僕は懐中時計が好きだし、こうして持っている次第。
ソーラー電池、電波時計なのだ。
今日はこれから『第三帝国』について米光一成さんとのトークに行ってくる。下北沢のB&B。台風で外は雨と風が激しい。