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「SPINNING BARTHES 100歳のロラン・バルト」
明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻では、フランスの批評家ロラン・バルト (1915-1980) をめぐる公開シンポジウムを開催します。予約不要、参加無料。お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
【日時】2015年11月7日(土)12:20~17:30
【会場】明治大学中野キャンパス5階ホール
【主催】明治大学理工学研究科 新領域創造専攻
【会場】明治大学中野キャンパス5階ホール
【主催】明治大学理工学研究科 新領域創造専攻
【フォーマット】ひとり15分のショート・プレゼンテーション。ロラン・バルトの著作1冊を選び、発表者自身の現在の立場から、自由に論じます。バルトが試みたさまざまな冒険を、現代に再生させるための道を探ります。
【発表者】(全15名)
上野俊哉 (和光大学)
温又柔 (小説家)
倉石信乃 (明治大学)
鞍田崇 (明治大学)
小沼純一 (早稲田大学)
小林昌廣 (情報科学芸術大学院大学)
清水知子 (筑波大学)
陣野俊史 (文芸批評家)
管啓次郎 (明治大学)
谷口亜沙子(獨協大学)
根本美作子(明治大学)
波戸岡景太(明治大学)
林立騎 (演劇研究者)
松田法子 (京都府立大学)
柳原孝敦 (東京大学)
上野俊哉 (和光大学)
温又柔 (小説家)
倉石信乃 (明治大学)
鞍田崇 (明治大学)
小沼純一 (早稲田大学)
小林昌廣 (情報科学芸術大学院大学)
清水知子 (筑波大学)
陣野俊史 (文芸批評家)
管啓次郎 (明治大学)
谷口亜沙子(獨協大学)
根本美作子(明治大学)
波戸岡景太(明治大学)
林立騎 (演劇研究者)
松田法子 (京都府立大学)
柳原孝敦 (東京大学)
【時間進行】
12:00 開場
12:20 司会者による進行説明
12:30~13:45 セット1(5名)
14:00~15:15 セット2(5名)
15:45~17:00 セット3(5名)
17:00~17:30 オーディエンスとの対話
17:45 終了・撤収
12:00 開場
12:20 司会者による進行説明
12:30~13:45 セット1(5名)
14:00~15:15 セット2(5名)
15:45~17:00 セット3(5名)
17:00~17:30 オーディエンスとの対話
17:45 終了・撤収
【連絡先】明治大学理工学部批評理論研究室 管啓次郎 (044-934-7275)
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ぼくは『偶景』についてお話しする。
そのちょっと前にこんなのを出す。セサル・アイラ『文学会議』拙訳(新潮社)
これ、つまりこの作品集の表題作になっている作品「文学会議」は、「あとがき」には書かなかったけれども、語り手が明言しているように、独身者(の)機械のような小説だ。ここに「望外鏡」という、どういうものだかよくわからない機器が出てくる。それをデュシャンのいわゆる「独身者の機械」だと述べている。デュシャンの「彼女の独身者によって裸にされた花嫁、さえも」では大ガラスの下半分が「独身者の機械」と題されている。これだと言うのだ。
この「独身者(の)機械」の概念をカフカから始まって色々なところに広げたのがミシェル・カルージュだ。カルージュ的「独身者機械」を広げていった先でロラン・バルトを読む……と、そんなことを上のシンポジウムでやるつもりはないが、今日は少しそんなことを考えていたのだった。