昨日、『バードマン』についてのレビューを書いて上げたのだが、そこに書き忘れた点がある。
1つは、この映画の真骨頂はカメラワークにあるということだ。カメラワークというべきなのか、編集と言うべきなのか……切れ目なく話が展開し、バックステージの複雑な通路を行き来し、目まぐるしい。目まぐるしいし飽きない。アカデミー賞の撮影賞も獲っているはずだか、これが評価されたのだろう。
2点目。アントニオ・サンチェスによるドラムスがとても印象的だ。怒って壁を殴りながら廊下を歩くエドワード・ノートンのリズムに合わせたり、バックステージで舞台上のBGMとして叩いてるかの体裁で映画内に登場したり(もちろんそれは映画のBGMにもなっているという複雑な結構)……
Facebookにリンクを貼るときにサンチェスのドラムスが印象的だったと書いたら、映画のBGMについての著作もある小沼純一さんが、もうすぐブルーノート東京に来るよ、と教えてくださった。
もうすぐって、本当にすぐだ! 火曜日。行けるかなあ……