一昨日から昨日にかけて、新入生のオリエンテーション合宿に行ってきた。鴨川だ。二日目の昨日は、帰途、御宿にあるメキシコ人ドン・ロドリゴ・イ・ビベロ漂着の地とその記念塔というのを見にいった。フィリピンから任期を終えてメキシコに帰る途中のその役人が難破、漂着したことが、後の支倉常長の遣欧使節団につながったとかで、日本・メキシコ・スペイン3国友好400年を記念する今年にふさわしいルート、と言えるのだろうか。
このことはちゃんと書き残しておかなきゃ、と思うのは、Facebook上で「明日からオリエンテーション合宿だ」と書いたら、卒業生から反応が来て、「私たちのときはどこに行きましたっけ?」と尋ねられたからだ。毎年、ブログなどに記していたので、記憶を回復できた次第。
ただし、引っ越したので、前のマンションのサーバーに展開していたHPはもう閉鎖され、過去の記録はウェブ上では閲覧できなくなった。それをどう回復するかの問題が残されているといえばいえる。
それはともかく、今日からは日本ラテンアメリカ学会第34回定期大会が獨協大学で開催される。ぼくは明日、二日目午後のシンポジウム「ラテンアメリカ研究の射程」にパネルとして参加する。基調報告のタイトルは「ラテンアメリカ主義再考」。準備が完璧に終わったと言えないところが悲しい。
さて……