2011年1月1日土曜日

暦の一巡について

昨日(というのは2010年のことだから、昨年のことだ。つまり、1年前と言ってもいい)、年の締めは行わないと書いておきながら、今日は正月を実家で過ごすべく、帰っている。暦が巡ってきたからだ。還暦だ。といっても60ではない。そのひとつ手前だ。ぼくらは暦が巡るごとに祝う風習をまだ残しているので、帰って来いとの命令が下ったのだ。これに合わせて、中学の大々的な同窓会が開かれることもあるし。

ということは、12年前にも正月を実家で過ごしたということだ。12年前は、先日少し書いたように、ギラン・バレー症候群で入院した直後の正月だ。暦の一巡りを「生きることなしに生きて」来たと書いたのは、本当に一巡りしたのだとの実感が強いからだ。

まあその間、「生きることなしに生きて」来たとは言っても、実際にはぼくはそれなりに仕事をしてきた。それでも「生きることなしに生きて」きたと思うのは、通常の状態(もう今となっては何が「通常」なのかもわからないのだが)ならばもっとできたのではないかという思いが強いからだ。着想して書きかけにしたままのものなどもだいぶあるので、そんな思いが強いのだろう。ぐずな性格で、だらだらと仕事をしているという自覚があるからだ。

おっと、昨日(というのは1年前)、1年のまとめはしないと書いておきながら、12年のまとめをしちまいそうだぜ。

……というのも、12年ぶりに旧友たちに会うからだろうな。さて、みんなどれだけおじさんおばさんになっていることか……