2022年6月5日日曜日

日本のホテルは狭いのだ

土日は京都に行っていた。日本ラテンアメリカ学会第43回大会に出席のため。


前夜から乗り込んでいたのだが、急な仕事のため初日午前中の発表は聞けずじまい。ま、No asshole priciple というやつだとの説もある。


午後からの分科会1「ラテンアメリカをめぐる国際政治」での中沢知史さんの発表「ウルグアイにおけるファシズムの台頭とラテンアメリカ主義思想形成――戦時期南米南部における政治外交史の一側面」のディスカッサントに指名されたのでコメントしてきた。


最近の学会の傾向として、発表者は事前にペーパーを提出、一発表に対しひとりディスカッサントを立て、討論の切り口にする、ということをやる。僕はその討論者。


1930年代にウルグアイにファシズムが勃興したことに関する話だったので、その時期、アルゼンチンとブラジルで大使として過ごしたアルフォンソ・レイェスがラテンアメリカ全般の和平のための工作をしていたことを、21世紀に入ってから公刊された彼の外交官としての仕事に基づいて紹介し、かつ369月にブエノスアイレスで開催された二つの会議のこと(ペンクラブの国際大会と国際連盟知的協力機関の会議)も話した。


夜はここ



その名も “Órale” で若き友人たちと食事、その後、古くからの友人に合流し馬刺しなども食べた。


二日目も盛りだくさんの内容だったが、文学の分科会に参加。南映子さんのクリスティーナ・ペリ=ロッシのセルバンテス賞受賞スピーチの分析の話など。



昼にはこんなカップでコーヒーなどを飲んだのであった。



ちなみに、ホテルは狭いので、こんな最小設備で臨んだ。正解であった。