かつてこんな記事(リンク)を書いた。災害時の備えなどほとんどしていない僕もコーヒーに関してだけは備えがないと不安になるらしい。
ずっとこれを使っている。ラッセルホブズの電子やかん。湯の注ぎ口が細長いくちばし型になっていて、コーヒーを淹れるのに適した型。
ところが、これが昨日、スイッチが作動しなかった。しばらくいろいろと試しているとどうにかついたのだが、そうなるまでの不安は底知れぬものであった(というのは大袈裟か?)。
これを使うようになってからわが家にはやかんがない。ガスコンロの火で沸かすやつが。それがなくても鍋はあるから、鍋で湯を沸かして、このラッセルホブズに移せばいいのだと思いついた。
そう思いついた瞬間に飛躍が生じた。
これだ。コーヒーを淹れるためだけにやかんの湯を移して使うためのポット。なんなら淹れた後はこれにコーヒーを移してサーヴするのに使ってもいい。ともかく、コーヒー用のポットだ。
そして、思い立ったが吉日で、それをさっそく手に入れたことは、写真を提示したのだから言うまでもなくわかるだろう。ふふふ……
そうしてコーヒーを淹れているときに届いたのが、これ:
野崎歓、阿部公彦編著『新訂 世界文学への招待』(放送大学教育振興会、2022)
前回のポストで報告したとおり、その講義の収録に行ってきたのだ。その印刷教本が出来したというわけ。放送大学受講生でなくても、一般の書店で買えるはず。