こんなものを導入してみた。
国と都の無策をごまかすための夜間外出禁止令が出されたので、ハイブリッドで行っていた授業も全面オンラインに切り替えることにした。
ところが、机の上がこうなっている。左のMacBook Air を右のモニターに繋いで使っている。これでzoomを使用する場合、少しばかり不具合が生じる。つまりカメラをMacBookの内蔵カメラに指定すると、モニターを見る僕はあらぬ方向を向いてカメラに向かうことになる。よそ見した僕が映ってしまうのだ。それでこれまではモニターへの接続を断ち切り、MacBook Air のみの出力で我慢していたのだ。
しかし、やはりこれでは画面が小さい。せっかく大きなモニターがあるのに、もったいない。
それで、こういうことにした。自慢のFujifilm X-E4 は富士フイルムのサイトで専用のアプリをダウンロードすれば簡単にwebカメラとして使えることがわかったので、そうすることにしたのだ。そうするためには三脚が必要だろうということになり、買ってきたのだ。三脚。
ちょうど今日は「月刊All Reviews」で豊崎由美さんとクラリッセ・リスペクトル『星の時』福嶋伸洋訳(河出書房新社)について話すことになっていた。
今回は翻訳者の福嶋伸洋さんにもご登場願い、3人でzoomでやりとり。その様子をYouTubeで流したのだった。ロドリーゴ・S・Mの語りの対象との距離、その進行などについて豊崎さんの鋭敏な分析を拝聴したのであった。豊崎さんはこの小説についての書評を『すばる』に掲載予定とのこと。