2018年1月23日火曜日

銀とプラチナはどう違う?

最近、こんなのを使っているのだ。

この写真のなかではピントの合っていないブツを問題にしたいのだ。

左手前。モンブラン・マイスターシュトュック、ル・グラン♯146 プラチナ・ライン、M字。

ずっとマイスターシュトュック(どうでもいいが、この表記はおかしいと思う。シュテュックかシュトゥックならわかるが)の♯149ゴールドラインを使ってきた。一番軸の太い奴だ。ペン先はEF。一番細い奴。小さな字を書いていたころ、どんなペンも鉛筆も、先は極細のものでなければならなかった。

僕はがさつな人間だし、筆圧も強いのだろうか? EFだと折ってしまいそうで怖かった。最近は字もあまり小さくなくなってきた(理由は、主に読む自分を考えてのもの。要するに老眼だな)。そんなわけで、MかせいぜいFのペン先のものが欲しいと思うようになった。

最近はペリカンのスーベレーンの800のMを使うようになっていた。スーベレーンでも2番目に太いもので一番人気のものだ。たぶん。実に使い心地はいい。

さらに最近は、モンブランも復活させ、ペリカンと交互に使うようになっていた。

ある日、モンブランの代理店に行った時(ローラーのカートリッジを買いに行った)に、マイスターシュトュック万年筆のペン先を変えるといくらするかと訊ねた。けっこう高くて、お店の方も、他のものを買った方が早いのではないかとおっしゃっていた。

ちょっと前に思い立って探してみたら、意外と簡単に見つかった。中古で半額くらいの値段の♯146(ちなみに、♯149は質屋で、つまり質流れ品のディスカウントショップで買ったもの)。しかもやはり金よりはプラチナだか銀だかがいいと思っていたので、ぴったりのプラチナライン。ペン先はM。♯149よりはひとまわり軸が小さい(長さはほんのわずかに短いだけ)のだが、スーベレーン800程度ではある。書き心地もいい。

サインも弾む……のか? 隣は♯149。


でも、こうやって使うと、やっぱりEFのペン先もいいかな、なんて思ったりするのだから、僕はつくづく優柔不断なのだ。あるいは浮気性なのだ。