連休初日の昨日はイリヤプラスカフェ@カスタム倉庫(入谷近くの古民家を改装したイリヤプラスカフェ2号店。名前のとおり倉庫をカスタムしたもので、こちらは田原町にある)で次のものを観てきた。
藍屋奈々子作・演出・出演『ここは宇宙の入り口です』(in企画)
「ひとりの星子」「月の子」からなる短篇連作。それを音楽で結びつける。岡田利規以後的な肉体性、というか、近代のリアリズムを基調とした動きを超えたところにある新たなリアリズムというか、まあカフェの2階のフロアでのパフォーマンスだからこそ可能になるのかもしれない間合いで展開するファンタジー。会場となったカフェを意識した舞台で、浅草界隈の名店に言及するなども。
(これを投稿しようとしているころ、今日の回を見た別の教え子が、「悲しいことが思い出せない」というフレーズに心打たれたとFacebookに書きこんでいた)
作者・演出家は、要するに教え子で、そのよしみで他の教え子も来ていたので、観劇後、上野のバニュルスで食事。ヤマハのギターなのにフェンダーのストラップをしていたのが気になったぞ、などと感想を言い合って過ごす。
翌日。つまり今日も今日とて仕事をしていたのだが、少し疲れたので、息抜きに職場近くの小石川後楽園へ。実は、初。ポール・マッカートニーのコンサートで入り待ちする人々を尻目に、隣の東京ドームから漏れてくるリハーサルの音なども気にせず、江戸太神楽の興行に拍手を送ったりしながらひとまわりした。
東大生たちよ、ここにも赤門があることを知っていたか?