2013年11月1日金曜日

隣の芝生が青く見えることについて

昨日のこと。慶應義塾大学日吉キャンパスに出向いてきた。論文審査に行ったのだ。

学部によって異なるようだが、少なくとも慶應のある学部の教員は昇格する(専任講師から准教授、准教授から教授に)にはそのための論文を提出し、審査員によって公開で審査を受けなければならない。すごいのだ。今回ぼくは、ある人の論文の審査委員のひとりとして出向いたという次第。

審査は滞りなく済み、対象となったその方を昇格させるにやぶさかでない、との結論が出たので、少しばかり祝い酒を飲んだ次第。キャンパス内のHUBで。

キャンパス内? 

法政の多摩キャンパスや外語の府中キャンパスなど、ぼくがこれまで勤めてきた場所には考えられないことだが、慶應の日吉キャンパスには、キャンパス内にローソンだのHUBだのがある。キャンパス内と言っても、いちばん駅に近い場所であり、つまり近隣住民にとってもアクセスが容易な場所だが、ともかく、駅に東急が入っているほどの大きな駅、つまり周囲にも多数の住民のいる場所にあるこのキャンパスは、もっと郊外にあるぼくの知ってきた大学とは異なるのだ。さすがなのだ。

と、話していたら、ふと気づいたのだった。今ではぼくの勤める大学は、やはり大学内にローソンだのドトールだのスターバックスだのサブウエイだの、それからなんと言ったか、洋食屋の店舗を抱えるところなのだった。


うむ。大いに利用しない手はない。