2013年4月27日土曜日

夢見る頃をすぎても


3連休? けっ! 関係ないね。連休明けの30日に〆切りを控えてるんだ。しかも、30日は授業と、その後、食事に行くので、ということは実質、29日が〆切りなんだ。3連休は缶詰の日々だぜ。

で、その前の最後のあがきとして行ってきた。「『2666』ナイト」第1段。役者3人揃い踏み! ……じゃなかった、訳者3人、だ。

おそらく、一番遅く書評を書かなければならないようなので、いろいろとネタを探しに。お三方の好きなところ、読ませどころなどを語っていただいた。第三部「フェイトの部」の文体の変化は意図的であり、アメリカ小説などを意識したのだろうとの野谷さんの解釈や、二度目の読みがこんなに楽しい小説はない、との内田さんの喜びなどが語られた。

鴻巣友季子とのトークのときにも言っていたのだろうか? それとも個人的に会話を交わしたときだったろうか? 野谷さんは訳している最中に夢を見たことを繰り返しておられた。地球の裏側アルゼンチンで、時差のために、それこそ眠れなくなるようなメール連絡を夜中に受け取りつつ仕事をした久野さん、研究関連の書類に「考察」と書くつもりが「絞殺」と変換されてボラーニョにPCを乗っ取られたと話す内田さん、それぞれの事情なども面白く聞いた。

おかげで、ぼくも昨夜は夢を見た。使わないまま残っているわが家の食材を昼食に食べる夢だ。

ぼくはどうやら、かなり飢えているようだ。さ、飯食おう。