2012年6月27日水曜日

幸先良し

お、もうカスタマー・レヴューがついている! しかも好意的だ。すばらしい。『チェ・ゲバラ革命日記』(原書房)のこと。

一方、次の翻訳は、同じくアマゾンでもう予約開始している。セサル・アイラ『わたしの物語』(松籟社)

これの一部を授業で紹介したところ、興味を持ってくれた学生が幾人か。こいつは幸先が良い。

で、今日はAlberto Fuguet, Missing (una investigación) (Madrid, Santillana, 2009)を紹介しようとして、その手前で時間を食い、本題に入れなかった次第。

フゲーはMcOndoという本を編纂して反マジックリアリズムののろしをあげたチリ人作家。おじのカルロス・フゲが合衆国で行方不明になり、それを探す物語は、タイトルから察せられるように、73年のクーデタ以後の行方不明者の物語への反応。なかなか面白いと思うな、ぼくは。

このカバー写真がいい。この人フゲではない。