ボラーニョの描写がある希薄さによって特徴づけられること。希薄さと思えたものの一部はボルヘス的というかカルヴィーノ的というか、ともかく描写の簡略化であること。また希薄さの理由のひとつは、心象を重視するかの立場のゆえであること。心象の中心にはウインドウがあること(〈カフェ・キト〉=〈カフェ・ラ・アバーナ〉のウインドウ。クリスタル書店のウインドウ)。などを話してきた。
その晩は酔っぱらい、あらかじめ予約していただいたホテルに帰ったらすぐに寝入ってしまった。起きたときには、おれはどこにいるのだ? と思った次第。
散歩してから帰った。紅葉を見に行く余裕はなかった。