2022年4月6日水曜日

カルーゾをカルーソーと表記するのを禁じたい

ジャン! 


スパイシーチョリソー&チーズエッグバーガー@egg日本支店@ハレザ池袋。


チョリーソChorizo がなぜチョリソーなる表記になったのかは容易に察しがつく。


英語(アメリカ合衆国)経由だからだ。語末の -o を「オウ」と二重母音化して発音する英語の特性をカタカナに転記する場合に、「オウ」では間抜けなので「オー」と長母音化する習慣が日本語にはある。だから、「チョリソー」なのだ。チョリーソは。チョリーソがチョリーソウと発音され、チョリソーへ。


(本当に「ゴンサーロー」とか「プロスペロー」、「カルーソー」、等々の表記とともにやめてほしいものだと思う。「チョリソー」は。なんか間抜けだ)


さて、表記がそうなったのはおそらくこの推論で間違いがない。が、それがなぜ単にコショウの利いたソーセージになってしまったのかは、わからない。英語(USA?)的なるもの憎さのあまり、それもきっとテックスメックスでしょ、などと無根拠に呟いたこともあるかもしれない。


代々木上原のチョリパンの店のミ・チョリパンの店主がアルゼンチンのチョリーソは日本で言われているものとは違う、日本で出回っているのはメキシコのだ、と書いていて、いや。それは違う、と思った僕だが、その過ちを僕も犯してしまったかもしれないということだ。


さて、ニューヨークのレストランegg のコンセプトは創業者の育ったカロライナやヴァージニアの料理、というものだそうで、その日本店(池袋のかつて区役所だった場所を再開発したビルのひとつに入っていたその店)の看板に、くだんのハンバーガーが出ていて、その写真を見た僕は、お、ひょっとしてこの「チョリソー」はだいぶチョリーソに近いのではないか、と思い、こんど食べてみようと気に留めていたのだ。


それで、今日、その念願がかなったという次第。メキシコのチョリーソよりは少し柔らかくつぶも小さめだという気がしないでもないが、少なくとも、コショウの利いたソーセージではない。なんだ、USA南部ではチョリーソはちゃんとチョリーソなのではないか。ハラペーニョも入っているので、味の組み合わせからも、そのことを感じさせる。


美味しゅうございました。