実質的にバルセローナ最終日の今日は本屋巡りだ。
スペイン最大の書店Casa del Libroはここではカタルーニャ語になっているのだ。Casa del Llibre 。前からそうだっけ? ランブラ・カタルーニャにあるこのお店は間口は狭いが奥行きが深い。京都みたいに? と昨日の教え子。なるほど。
袋にはサイトを示すカスティーヤ語とカタルーニャ語名が並んでいる。
ホルヘ・カリオンの本にもあったと思うけど、Re-Reed書店。古書店だ。
これはカリオンの本にあったかな? きっとあったに違いない。Studio 。すごく雰囲気がいい。店番の老女がプロ中のプロ。かっこいいのだ。
掘り出し物は、ここで見つけた。Maldà 悪いのか? maldadなのか? と思ったが、たぶん、地名。
ここで見つけた掘り出し物というのは、これ。ラモン・ビーニャスの伝記。ビーニャスは長いことコロンビアのバランキーリャで本屋を営み、ガルシア=マルケスとその仲間たちに影響を与えた。『百年の孤独』にEl sabio catalán として出てくる人物のモデル。「物知りカタルーニャ人」。鼓訳ではなんと言っただろうか? 「カタルーニャの学者」? 今、手元にないので確認できない。
ともかく、この人物の書いたものとか何かないだろうかと試しに聞いてみたら、今あるのはこれだけだとして出してくれた。訊いてみるものだ。さすがはプロなのだ。
La Central という書店のラバル地区にある店舗がわりといいなと思い、最後はそこのカフェで一服。
ここまで来たら海を見たいなと思い立ち、行ってみた。コロン像。コロンブスね。
で、気まぐれから港を遊覧する船に乗ってみた。45分コース7ユーロ也。
埠頭の先に出たら、さすがに船が大きく揺れだした。航海に出たことを後悔した。その先にはまんじりともしないタンカーが何隻も浮かんでいた。
最後はさらに観光客気分でクアトロ・ガッツへ。わりと好きなのだ。〈4匹の猫〉。
ところで、最近翻訳された『ダイヤモンド広場』の舞台化作品がもうすぐ上演されるのだそうだ。