6月4日(火)には飯田橋文学会による吉本ばななインタヴューを聴きに行った。「デッドエンドの思い出」の映画化作品のトレーラーを見て、不覚にも涙をこぼしそうになった僕ではあるが、わたしの映画化作品ってなんだかいつもちょっといい話になっちゃうのよね、という観測に唸ってしまったのだ。
6日と7日にはホルヘ・カリオンのトークショウ(それぞれセルバンテス文化センターで旦敬介さんと、吉祥寺古書店〈百年〉で松本健二さんと)を聴きに行った。彼の『世界の書店を旅する』(野中邦子訳、白水社)についてのお話。
かつて、だいぶ長いこと中華の鉄鍋と同じく鉄のフライパンを使っていた。最近はなんとか加工のものにしていたのだが、このなんとか部分(テフロンとかフッ素とか)、案外早く剥がれて焦げつくようになる。加えて、あまり軽いと五徳の上で安定が悪く危なっかしい。やはり鉄にしてみようと思った。
最近は鉄のフライパンといえど、最初の空だき不要を謳っているものもある。でも、念のために油ならしはしてから使った。
うむ。確かに、この味だったのだ。僕が長くなじんでいたのは。