いや、表題以前に、10月は半ばの今日になるまでブログを更新せずにいた!
日本イスパニヤ学会63回大会に出た。
授業が始まってオロオロした。
そして、今年唯一のラテンビート映画祭:
ルクレシア・マルテル『サマ』(アルゼンチン他、2017)
一度では分かりきれなかったところもあるが、植民地の閉鎖的スペイン人社会に流れるなかなかに不穏な雰囲気を作り出して、いかにもマルテルらしいと思えた前半だったのが、ディエゴ・デ・サマ(ダニエル・ヒメネス=カチョ)が悪党のビクーニャ・ダ・ポルト征伐に出かけてからの後半の展開は目を見張る。前半は音声の取り扱いにハッとさせられ、後半はBGM(「アマポーラ」と "Te quiero dijiste" ! )にハッとさせられる。