佐藤友美は「原稿を書くスピードは、パソコンの画面サイズにゆるやかに比例」すると書いている(『書く仕事がしたい』cccメディアハウス、2021、110ページ、太字は原文)。
本当かなあ? そういえばモニターを処分してMacBookAirだけで書いている僕は最近、停滞しているかな? そう思って、大学の研究室で遊ばせていたBenQのモニターを家に運んでみた。
大学で見ているととても小さく見えるのに、家の机ではずいぶんと存在感を放っている。
確実に言えることは、老眼の僕の目にはやさしいということだ。
しかし、仕事はなかなか進まないぞ。
……あ、そうか、これは原稿といっても自分の文章ではなく、翻訳なのだった。原文の理解が進まなければ、筆は進まない。昨日なんざ、英訳と仏訳でまったく逆の解釈をしている一文に悩まされて停滞したのだった。うむ。難しい。でも、この作品はもうすぐ終わる。
手動のエスプレッソ器も買ってみた。これはNespresso compatible だというのだが、残念ながら僕が大学に持っているのは同じネスレでもDolce Gusto であった。まあ関係ないけど。