土・日と 日本イスパニヤ学会第60回大会@大阪大学箕面キャンパス に出席してきたのだ。箕面キャンパスとは、つまり、旧大阪外大だ。
ぼくは理事なので初日午前中の理事会から出席。そして初日の午後のセッションと二日目の午前のセッション、2回も司会を務める羽目に! やれやれ。おかげで他の分科会で行われている他の発表を聞けなかったりもしたが、反面、1940年代スペインでヒッチコックの『レベッカ』がヒットしたことなど、面白いお話も聞けたのだった。
50回大会の記念講演は作家のルイス・ゴイティソロだったが、今回はイグナシオ・ボスケ。ぼくもお世話になっているREDESという辞書の編纂などで知られる泰斗。妻のフアナ・ヒルを伴い。初日には夫の講演、二日目には妻の専門領域音声学の知見を発音教育に活かそう、というワークショップが行われた。
ぼくは、そういえば、講読の授業なのに、学生の発音(リズムやイントネーションらを含めて、ということ)を矯正することに夢中になっているとのこと。学生たちやかつての学生たちは、授業中、何十分も発音の練習をさせられた、と回顧する。ヒル先生の話から判断するなら、そうした態度は悪くはないのだろうけれども、もう少しデリケートなやり方でやらねばならないようだ。ふむふむ。
初日の夜は懇親会が開かれるのが通常で、それに出席したのだが、二次会には最寄りの駅前のビル内に、中学時代の友人が店長を務める居酒屋があったので(そのことを最近、知ったのだが)、そこに行ったのだった。ごちそうさま。
(写真は梅田のビルHEP FIVEにある観覧車)