ある研究会を主宰している。そこでちょっとした話をしてきた。研究発表というやつだ。6月のラテンアメリカ学会の大会でパネルを組んで研究発表をやる。その際の僕の発表の準備。
準備、というのは、もう発表すべきことが決まっているということではない。最初の思いつきを話す、という意味だ。こうして発表をして、批判を受け、思考を見直し、足りない部分を補い、あるいは修正を加え、ひとつの論考に仕上げていく。論文を書くには踏まなければならないいくつものステップがある(*)わけだが、そのごく初期段階の一歩だ。
(*)文献検索と収集、読みとノート取り、情報の整理、シャッフル、最初の草稿、その検討、練り直し(初めに戻る)、2回目の草稿、繰り返し、繰り返し……、完成稿.、という手続き。
で、案の定、前途は多難なのだった。そのことが確認されたのだった。
その後の懇親会はだいぶ遅くまでつき合い、タクシーで帰宅。帰り着いたときには3時を回っていたのだった。
やれやれ。20代じゃないんだから。こういうことになると、案の定、翌日は、つまり今日は1日調子が出ないのだ。