2011年10月15日土曜日

それは突然始まった


今日はホームカミングデイというやつだ。大学が卒業生をもてなすという催しだ。ぼくはそれに業務として参加していなければならない。こんなものに参加しなければ、仕事ははかどるのだが。締め切りを過ぎてなお終わらない原稿を書き終えられるのだが……こんな業務にぼくを引き込む人物と、終えようのない原稿を依頼する人物が同一であるというジレンマ。いやダブルバインド。

仕事がはかどらない理由はもうひとつある。iCloudだ。仕事を効率的にするはずの仕組みだ。

昨日、昼休み、MacBookAirが突然、ソフトの更新を始めた。OSXの更新だった。更新が終わると、iCloudに参加するかと訊いてきた。突然、始まったのだ。それが。つまり、iCloudのサービスが。

iCloud、あるいは一般的にはCloudというのは、ある種の情報の共有をインターネット経由で楽にしようという仕組みだ。いくつかのディバイス(PC、iPad、iPhone)で共有すべき情報を、ディバイス間の接続や面倒な手続きなしに共有しようというシステム。たとえば、iPhoneで撮った写真を、iPhoneとMacを接続することなく、自動的にMacに移す、というもの。ダウンロードした音楽(ここが味噌。CDから取り込んだやつは、著作権法上の問題で、移動できない)、住所やスケジュールなどが簡単に同期できる。

ファイルの同期も可能だ、というのが売りだった。ぼくはこれまで、Dropboxに入れて作業中のファイルを共有していた。これが要らなくなるのかな、と期待していた。が、実際のところはそんなことではなかった。AppleのソフトiWork('09以降のバージョン)のファイルが、それに対応しているということなのだった。事務手続きなどそれが多いので、ぼくは現在では、仕事に使うファイルは、ほとんどはMS OfficeのMac向けのものを使っている。これは、たぶん、iCloudに対応していないし、どうやらiWorkもぼくが持っている旧バージョンでは対応しない模様。つまり、Dropboxはその役目を終えていないということ。

iCal が同期可能になったので、Googleカレンダーは要らなくなったにはなつた。どっちがいいのかはわからない。


と、こんなことを確かめるためにいろいろとやっていて(さらには可能にするためにiPadやiPhoneのOSを更新していて)、昨日は仕事がはかどらなかったということ。