2011年3月1日火曜日

読書って大変

届いた。FlipKlip ブックホルダー。

机にはブックスタンドがあるにはある。が、机以外の場所で、出先で、本を開いたまま押さえておきたいとき、よく往生していたものだ。

ツイッター上で誰かが先日直木賞を獲った道尾秀介の「これから読書」というような写真つきツイートをリツイート(再生産)していた。それを見て、何だろうと思ったのだ。本の上辺を何かはさみのようなもので押さえている。あれ、便利そうだな。

で、気になって、いろいろなタイプのホルダーやクリップを探していたら、行き着いたという次第。これだ。たぶん道尾が使っていたのもこれだ。簡易ブックスタンドにもなるし、ホルダーにもなる。持ち歩く際にはこれで本を挟んでいけばいい。実に便利。

むふふ……などと日々を過ごしていた。肝心なのは、これを使ってする読書の中身なのだけどな。読書はなかなか進まないな。朝は自分の書くもの(それに必要な読書も含まれるのだが)、昼間は野外での活動、夜に読書と翻訳、なんて思っていると、ますますだ。

人は夜になると徐々に体温が下がっていき、寝に入る準備をする。それと同様に、ぼくは夜になるとめまいがして、耳鳴りがして少しずつ気を失う準備をする。ここ一月ほどはそんな感じで、これはつまり抗鬱剤を飲んでいたころの体調に戻ったということなのだが、そんなわけでなかなか読書が進まなくなった。読書って、ただ座ったり寝転がったりしてできるとても受動的な行動のように思われがちかもしれないけれども、実に体力を要する作業なのだね。